夢を見た。古びたアパートの一室に住みたがっていた。
無機質な金属の光沢が鈍く光る室内は、少しの植物と乱雑に散らばる物で埋められていた。散らかったものは私物らしく、収まる筈のない箱に入れたがっていた。
別の部屋で父に会った。一転して暖かい色合いの部屋には幾つかの家具と、唯一物が溢れんばかりに乗っていた学習机は幼い頃同じように散らかしたあの机だった。
何を話しただろうか。久しぶりだね、などの挨拶だったやも知れない。
相変わらず、ろくでもない夢だった。
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部屋のノートに書き留めておいたもの ゆめみがあまりよくない
そろそろまた季節が変わるね